2022年度 第3回「Welcome to 社会学」のお知らせ

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京都大学では、社会学分野の教員とその指導学生が、さまざまな学部・研究科等に点在しています。
そこで、それらの教員・学生の「横のつながり」(社会学環)を活性化することをめざして、
京都大学アジア親密圏/公共圏教育研究センターでは、「Welcome to 社会学」という研究会(リレー講演会)を開催しております。
毎回、学内の社会学分野の教員1名に講演していただき、その後、聴衆の教員・学生を交えて自由闊達な質疑応答を行います。
(Zoomによるオンライン開催、学外の教員・学生も参加可)

このたびの第3回は、教育社会学がご専門の石岡学先生(人間・環境学研究科)にご講演いただきます。
(詳細を記載したポスターPDFを添付しております。)
ぜひご参加ください!

■「Welcome to 社会学」第3回(オンライン開催)
日時:2023年2月22日(水)10:30~12:00
講演者:石岡学先生(人間・環境学研究科)
テーマ:「青春の歴史社会学・序説」
概要:
 誰もが知っている「青春」という言葉。しかし、「青春とは何だ」と尋ねられたら、その答えはなかなか一義的には決まりません。明るくキラキラしたイメージを連想する人も、青春には挫折や鬱屈がつきものだという人もいるでしょう。巷にはさまざまな青春イメージが溢れ、人はそれに憧れたり反感をもったりします。なぜそれほどまでに、人は青春に惹きつけられるのでしょうか。
 私は最近、高度経済成長期以後の日本における青春のありようを、歴史社会学的に解明する研究に取り組み始めました。切り口は、「青春をめぐるイメージと現実の往還」です。青春は固定的なイメージではなく、ある時代の主流的イメージが現実の青春のありように影響を与え、その実態がまたイメージの変容をもたらすといった、フィードバックし合う関係にあります。青春の何が変わり、何が変わらないのか。それを追究することは、若者に対する社会的視線の時代性を明らかにすることでもあります。
 今回の講演では、青春を歴史社会学的に研究することの意義と、高度成長期以後の日本における青春の変遷について概略をお話ししたいと考えております。

■事前登録(全員必須)
参加希望の方は、下記のURLから事前登録をお願いします。
登録者にはZoomのURLをメールでお送りします。
https://kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/register/tZYod-uoqzoqGdduoqWFSIM_G391jfeGzCGy

■お問い合わせ先:
柴田悠(人間・環境学研究科教員、「Welcome to 社会学」運営担当)

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